2009年8月21日(金)カテゴリ:旅
ヒロシマ vol.001 呉市
8月15日終戦記念日に広島県に行きました。
広島市には昔に一度訪れた事がありましたが、今回は呉市と広島市を訪れる事に。
真面目な話、戦争についての勉強のための旅。恥ずかしながら私は知らない事が多いと思いまして。まずは東洋一の軍港として栄えた呉へ。戦後は平和産業港湾都市として復興し世界的な造船の街として有名であり、あの史上最大、最強の戦艦「大和」を建造した街です。ここには大和ミュージアムがあります。全長26.3mもある10分の1の大和は設計図や写真,潜水調査水中映像などを元に可能な限り詳細に再現されています。モデルではあってもとにかくすごいスケールです。



今回このミュージアムの中で一番衝撃を受けたのは大型資料展示室にあった「回天」でした。回天は人間魚雷とも言われていたものです。太平洋戦争末期に戦局が悪化する状況の中で作られた特攻兵器です。神風特攻隊はいろんな話で知っている方も多いはずですが、この回天はあまり知られていないと思います。爆薬を積んだ魚雷に人が乗り込んで操縦し、そのまま敵艦に体当たりするのです。出撃したら生きて戻れる事はまずありません。


二人の若い士官が祖国を守りたい、という一心で回天を考案。魚雷の中に多量の火薬を積み込み、一人の人間を乗せ、上から蓋をしてしまえば中の人は気を失っても爆発するようになっています。生きては戻れない兵器という事で、すぐには採用されなかった様ですが、日本の敗戦が続く中、ついに兵器として正式採用されたようです、名前は「天を回らし、戦局を好転させる」という願いからつけられました。写真は回天10型試作型です。展示物の中には遺品や学徒兵として出兵された塚本太郎さんの出撃する前に録音された肉声の声を聞く事が出来ます。これはあまりにも悲しいもので、その時の気持ちなどは想像もできません。ただいろんな本や戦争映画等の影響から”お国のために”という気持ちで望んだものと思っていたのですが、両親や兄弟の家族に対しての想いが込められている事に驚きました。ちなみに出撃した没時の兵隊の平均年齢は21歳。あまりにも若いです。


これは海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」です。実物の潜水艦「あきしお」を陸揚げして展示している日本初の施設です。艦内を一般公開していますので海上自衛隊の歴史なども伺えます。

これは乗組員のベッド。生活の一部の様子がわかります。かなり狭いので休めるのかなあと。

ここは「アレイからすこじま」という日本で潜水艦を最も間近で見る事の出来る公園です。毎週日曜には護衛艦の一般公開もおこなわれている様です。

平和ぼけしている私は例えようのない気持ちと、毎日普通に楽しく健康に過ごせている事への感謝の気持ちを抱きつつ、これからも平和でいられるように望みながら呉市を後にフェリーにて広島市へ向かうのでした,
参考:呉市観光ホームページ「くれナビ」

