2015年3月31日(火)カテゴリ:お知らせアートデザイン

金沢の旅/金沢湯涌夢二館

先日(3月6,7日)1泊2日で金沢へ。

北陸新幹線開通1週間前ということもあり、駅は歓迎モード。まだ工事中のところもありましたが、人出も多かったです。

開通まであと7日。天気はちょっと曇ってました。

水の時計。文字も出ます。いいね(^^)

駅前でお出迎え。ナニ子ちゃんやったんかなあ。結局名前分からず

駅ナカでお昼食べてから妙立寺(みょうりゅうじ)へ。通称、忍者寺。

妙立寺は館内撮影禁止ですので外観だけ。別に忍者がいた訳ではないのですが、前田家が徳川幕府に攻撃されると予想して、いざという時のための対策として建てられたようです。中はホントからくり屋敷。自分がどこにいるのか分からなくなるほど、奇天烈な仕掛けが満載。こんな家に住みたいなあ~。見学は要事前予約です。

 

その後、金沢湯涌夢二館へ。金沢駅からバスで45分ほどの湯涌温泉内にあります。以前に泉鏡花記念館のお仕事で鰭崎英朋展の広告をさせていただいた際にご縁をいただき、やっと伺えました。

入り口では夢二の美人画がお出迎え。建物もとてもモダンでカッコイイです。

ところで、竹久夢二をご存知ですか?夢路いとしさんやないですよ。(誰が我が家の湾岸戦争やねん

本名、竹久茂次郎(もじろう)。岡山県邑久郡(今の瀬戸内市)出身。大正ロマンを代表する詩人・画家。江戸情緒の魅力を描いた美人画から子ども絵まで幅広い作風で活躍しました。また書籍の装幀や広告、絵封筒、浴衣、半襟などの図案も手がけたことから、今でいうグラフィックデザイナーの先駆者として揺るぎない地位を確立しているのです。

例えばこのリンゴのデザインなんかもかわいいですしカッコイイです!今のmarimekko的な感じでしょうか。全く古さを感じさせません。

ちょうど伺った時に「夢二コレクション展」なるイベントの会期中。(現在も開催中/412日まで)大阪の九条hameshでの「絵本化鳥アニメーション展」の時にお会いした学芸員の川瀬さんと再会でき、時間の許す限り、館内のご案内をしていただく事ができました。

で、ひとつ。岡山県出身の夢二の記念館がなぜここ金沢湯涌にあるのか、ということ。それは美人画nモデルとなった妻・岸たまきの故郷が金沢である事、また夢二が最愛のひと・笠井彦乃と幸せな時間を過ごし、愛息・不二彦の病が癒えた地が湯涌であったという事実から、この地に建てられたそうです。

この湯涌夢二館では夢二の素の人間性を浮き彫りにした展示も多く、それがまた美人画だけではなく、夢二の背景や男としての面をかいま見える楽しい展示になっていました。あと川瀬さん曰く、岡山、東京にある夢二の記念館ではあまりしていない展示内容として、常設で夢二と関わりの深い女性を全面に紹介し、時間軸表を用いて女性がどう関わっていったか、いつの妻の時に新たな女性があらわれたのかなど、こと細かに紹介されている事はまずない事のようです。そういう面からしても絵だけでなく男性像や彼の気持ち、人間味ある展示が見れるというのもこの夢二館の特徴のようです。

夢二といえば女性関係にだらしない美人画家というイメージがあるようですが、学芸員の川瀬さん企画のコレクション展では彼の素顔に迫る展示になっていました。長髪を好み黒い洋服に身をつつんだ寂しげな佇まい、無口で涙もろく繊細。その反面、果物やお菓子が好きで子煩悩、芝居見物と映画鑑賞、野球観戦やテニスなどを好む趣味の良い生活空間を自ら創り出せる人間でもあったようです。同姓ということやグラフィックデザイナーという面からしても少し共感できたり、真似できずとも羨ましく感じるところも多くありました。

今まで以上に夢二に興味を持てた事は言う間でもなく、企画内容、キャプションひとつからの見せ方や、見るものを飽きさせない様々な工夫が素敵で勉強になりました。また時間の許す限りマンツーマンで面白く丁寧に案内をしていただいた川瀬さんに感謝いたします。ありがとうございました!!

夢二館内にこんな新聞全面記事が。金沢三文豪の素顔ということで各記念館の学芸員さんが!

泉鏡花記念館、穴倉さん発見!手には「絵本化鳥」です(^O^)

 

夜はその穴倉さんオススメの宿「あたらしや」さんへ。景観も素晴らしく、美味しいご飯はもちろん、温泉や空間が最高でした(^^)湯涌に来られる際に湯涌夢二館、あたらしやをご贔屓にー。

次回は2日目、泉鏡花記念館リニューアルオープンの巻です。

 

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