2018年3月29日(木)カテゴリ:お知らせアートデザイン印刷本・装丁・造本

『中川学圖案繪集 UKIYO』刊行!

イラストレーター中川学さんの初作品集『中川学圖案繪集 UKIYO』が刊行されました。

 

今回、装幀を担当させていただきました。

まずは出版社である玄光社さんのサイトからー

お寺の住職とイラストレーターの二足の草鞋を履く中川学氏の初の作品集です。
Adobe Illustratorを使ったデジタル手法で和洋を問わず様々なモチーフを描き、国内だけでなく海外でも高い評価を得ています。
中川氏の大きな転機となったのは、泉鏡花の短編を題材にした個展「龍潭譚」の開催と、豪華本『繪草子 龍潭譚』の自主出版でした。
鏡花の幻想的世界を描いたことで、従来のポップな画風に「妖しい」「怖い」「艶っぽい」等の情緒的表現が加わりました。これにより、怪談や幻想文学のジャンルに活動領域が広がり、時代小説の装画や挿絵など和モノを描く仕事も増えています。
また僧職との兼業という話題性もあり、地元・京都のタウン誌やイベントの仕事、寺社や仏教関係の仕事も多く手がけています。
またもう一つの話題としては、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の演説を元にした絵本『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』の絵を担当。これがロングセラーとなり、2016年のムヒカ氏来日の際にも大きく報道されました。
本作品集では、幻想文学や怪談、時代小説などの作品を主体に、「和POP」と呼ばれる和と洋が程よくバランスされた作品まで、幅広い活動を見せていきます。

※本文はバイリンガル仕様で、日本語と英語両方で楽しめます。海外の方へのギフトにもおすすめです。

¥2500+税/2018年2月4日/128p/ISBN978-4-7683-0932-2 玄光社

カバーには雲部分や龍やお姉さんの絵の細部にグロスニス+背景黒にマットニス加工

UKIYOタイトルに特色金(赤口)印刷を施しています。

本のイメージは漆。本でありながら蒔絵のような表現を目指しました。陰影などわかりますか?

コストの中で中川さんの絵が最大限に引き立つように紙の素材、印刷+加工によりシンプルながらも面白い見せ方が出来、手元に置いておきたくなるような楽しいものになったのではと自画自賛。本吉さん、いろいろとご尽力ありがとうございました!

カバーを外すと1匹の龍が出現。表裏の袖と合わせてつながるようにデザインしています。

またカバー下の表裏にも別の絵が現れます。それも特色銀色。こちらもお楽しみに。

誌面は全128ページ。その中には中川さんのお寺、瑞泉寺内で本を立てて撮影された書影を、誌面のはじめと後ろに見開きで2点掲載。文庫本は一冊一冊支えなく独立しています。途中ドミノ倒しになったりしましたが何とか完成。

撮影は写真家の西岡潔さん。お陰様で今までに見たことのない書影になりました。ありがとうございました!

本誌は作品群を「幻想」「京都」「時代」「現代」「神仏」と5つに分類して掲載。作品の選定は中川さんご本人です。選ぶの大変だったと思います。

右のうつくしいお姉さんは『繪草子 龍潭譚』から。懐かしく思い入れのある作品のひとつです。

誌面構成(一部)

全ページ、絵をメインにドーンと見せる構成になっています。細部もぜひゆっくりお楽しみください。

作品のタイトルや詳細などは後半ページに一覧として掲載しています。

また挿絵研究家、左氏繪吉(さし えきち)氏による「中川學の研究序説」は必読。左氏繪吉?!誰??(^^♪

 

これまで中川さんと泉鏡花の鏡花本やPOPな絵本など、いろいろご一緒させていただきました。出会ってかれこれ15年。20年以上のイラストレーター人生の節目となる初作品集に関われ大変光栄です。本当にありがとうございました。

また、いつもながら、ただつくるだけではなく、中川さんの世界観や本としての存在価値をどこに届けるかまでも考えて、国内外問わず地道に発信していきます。こうご期待下さい。

和POPの名の通り、老若男女楽しめる一冊。ぜひよろしくお願いいたします(^^♪

 

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