2019年7月 9日(火)カテゴリ:お知らせその他アートデザイン印刷本・装丁・造本泉鏡花

A' Design Award & Competition 2019 授賞式&御礼

先月28日、イタリア・ミラノの国際コンペ「A' Design Award & Competition2019」授賞式に参加してきました。

重ね重ねではありますが、この5月1日、イタリア・ミラノで行われる世界最大級の国際デザインコンペ「A’ Design Award & Competition 2019」のPrint and Published Media Design部門において「英語版 絵本化鳥 (えほんけちょう)"A Bird of a Different Feather: A Picture Book"」がアイアン賞を受賞いたしました。

公式によれば「A’ Design Award & Competition(エーダッシュ デザイン アンド コンペティション)は、優秀で良質なデザインの実践、原則に対する認識をつくるために設立されたもの。A’ Design Award & Competitionの究極の目標は、人類に利益をもたらす、より優れた商品、サービスを生み出す、世界中のデザイナー、会社、ブランドのためのイセンティブを構築することです。付加価値、優れた操作性、新機能、優れた意匠、優れた効率性、改良された持続可能性と驚くべきパフォーマンスを提供するプロジェクトを生み出す世界中のデザイナーとブランドに注目し、後押ししていきます。」との事。また昨年度情報ではありますが、アイアン賞は、応募作品45,906件の内、わずか4%にあたる受賞者1,962人の中の、さらに上位10%の受賞者に与えられたもの。とても光栄で価値あるものです。

 

少しおさらい。「英語版 絵本化鳥」は2017年に文豪、泉鏡花の生誕地である金沢市が主催する泉鏡花フェスティバルのプロジェクトとして制作されたもの。イラスト担当は中川学さん。英訳はピーター・バナードさん。(詳しくはこちら)英語版、という事は日本語版がある訳でして、日本語版「絵本 化鳥」は2012年に同じく泉鏡花フェスティバルの泉鏡花文学賞制定40周年記念プロジェクトとして企画・制作されました。また「英語版 絵本化鳥」は2018年にアジアデザイン賞(香港)でメリット賞、「絵本 化鳥」は2013年に第47回造本装幀コンクールにて『絵本化鳥』読書推進運動協議会賞、アジアデザイン賞(香港)でメリット賞を受賞しています。ですので、この「絵本 化鳥」だけで4つもの賞をいただいた事になります。本当に化鳥様さまです。

また、「絵本 化鳥」に対し、関係者の皆様はじめ、日々応援してくださる方々へ感謝の思いを込めて、まずは少しですが当時の会場の雰囲気などをご紹介いたします。

今回の授賞式の場所はイタリア・ミラノから北へ電車で約1時間のコモ湖近くにあるTeatro Sociale(テアトロ・ソチャーレ)。コモはスターウォーズのロケ地としても有名なよう。Teatro Socialeは200年以上の歴史のある有名なオペラ劇場です。

17時開場。外の気温は40度越え。この2日前から記録的な暑さになったよう。今回会場に入るためには男女共にドレスコードがあり、黒のタキシード、もしくはスーツが必須(そうでない人もチラホラ^^;)入る前からみんな汗だくでした。

こういう舞台、衣装でレッドカーペット歩くのは人生初めて。少し緊張しました。

また今回大阪・メビック扇町で知り合い、友人でもある廣瀬きよはるさん、朋美さん夫妻と再会!大阪・天満でお会いしてから約3年ぶりかな。これは嬉しかった!廣瀬さんは徳島県・神山町に移住し地元産のスギ間伐材を使った食器制作などを手がける神山しずくプロジェクトを立ち上げ、今回「SHIZQ」で金賞を受賞されました。お話を聞けば、2012年にプロジェクトを立ち上げ今に至るとの事。「絵本 化鳥」も2012年刊行で、互いに7年かかってイタリアに、と感慨深くなりました。これまでの様々な道のりをお互い話しつつも、この時間ばかりは全て報われたと感じるものでした。で、再会を記念して会場前で記念撮影を(^^)

その他に会場前カフェで知り合ったブラジル・サンパウロから来ていたYURI MIRANDAさん。彼はロゴデザインや会社ツールなどのグラフィックデザイン&コミュニケーションデザインで銅賞を受賞。お互い一人で来ていたのですぐに意気投合。お互いの国のデザイン事情や夢などを語らいながら、式典が終わる最後まで一緒にいました。こういう出会い、時間が最高の宝物ですね。他にもロシアから来られていたKati Keberleさんや友人など世界各国の人といろいろ話できて楽しい時間でした。

開場し最初の公式写真撮影。かなりぎこちない腕組みは置いといて^^;ちなみにこのショットは会場で知り合った建築写真家の野上仙一郎さんに撮っていただいたもの。野上さんも今回銅賞を受賞されています。また銅賞受賞された濱田修さんにもたくさん撮影いただき感謝いたします。

会場内は物凄い人。売店?ではトロフィーが売っていたり。で再度個人個人の公式撮影がありました。

これまたぎこちない姿です(-_-;)何ポーズかしました。上にある石像の顔がちょっと怖いですが、それにも気づいてないくらいのドキドキ感です。

会場席。オペラ劇場。装飾&天井絵画全て圧巻です!

廣瀬夫妻もプライベート席で観劇で感激!

僕の胸元には科学特捜隊のピンバッチ。2012年のアジアデザイン賞授賞式以来、全ての受賞会で身につけています。これはイラストレーター仲里カズヒロ(Poolie)さんにいただいたもの。以前、仲里さんが持ってられてて、いいなあ〜カッコいいなあ〜って言ったらプレゼントしていただいた宝物のひとつ。アンテナ伸縮するんです(^^)これをつけて以来、こういう素晴らしい機会という幸運を呼び込めたのではと。めっちゃイタリア人にCool!欲しいっ!どこで売ってる!?と聞かれ大ウケ&良いコミュニケーションツールになりました。ありがとうございました!またつけられるように頑張ります。

ステージ登壇。司会の方に呼ばれ再結成時のComplexばりにがっちり握手。撮影用の大きなトロフィーを手渡されまずはソロで撮影。また同時に背景巨大モニターには受賞作品画像と名前が写っています。

winners kitを持ちながら司会の方と撮影

Yuriと一緒に。そしてアイアン賞受賞者全員とステージにて撮影。ここからの景色、また見たいものです。

受賞者キットの中にはアイアン賞のトロフィーや図録、賞状、フラッグやパイロット社製ペン、ピンバッチの他、携帯ボトル、缶バッチ、ステッカー、眼鏡クリーナー、ポスター、メモ帳などなど盛り沢山。ずっしりの重みです。

会場横のパーティー会場。ガラ・ディナー。音楽の演奏もあり、みんなお酒も入り物凄い熱気でした。

最後の最後まで会場内を盛り上げていたPedro率いるブラジル人受賞者たちと。8時間にも渡る長丁場の疲れている中でも、楽しい雰囲気&空気感をつくったのは間違いなく彼らのおかげだったと思います。ほんまエンターテイナー!みんな明るくいい人です(^^♪

そして授賞式が終了し会場を後にしたのは日が変わって夜中の1時。長い一日が終わりました。

今回もいろんな方々と出会い、貴重な経験、勉強をさせていただきました。ひとつの絵本作品でこのような機会をいただけた事に心から感謝いたします。それと同じく、「英語版 絵本 化鳥」はもともと初版発行部数が少ないこともあり、金沢の泉鏡花記念館と出版元の公式サイトや関連イベント等しか購入できない現状があります。泉鏡花や中川さんの世界観をどう伝えるか。鏡花本というものがどこまで通用するのか。焦らず丁寧に届ける事で問題はないと思いますが、せっかく英語版なのに英語圏で手に入れられないのも寂しく、英訳のピーターさんの力になれないかと。勝手ながらもシンプルにそう感じ、海外へ発信できる機会をずっと模索しています。そのひとつの手段が海外コンペ。アジアデザイン賞や今回のA' Design Awardです。より多くの方に届けるには、そしてどのような評価をくださるのか。ひとつの結果としてアジア圏のみならずヨーロッパでも良い評価をいただけた事はとても励みになりました。ただ受賞しただけでは何も起こりません。起こす必要があります。でも手弁当の限界も。また滞在中、短期間の中で果たせなかった事もあります。またここには書ききれないほどの様々な想いやはじめての感情も生まれました。容易ではないですが、またここに帰ってこれるに値するものづくりができるよう精進します。

重ね重ねではありますが、鏡花の世界に連れてきていただいたイラストレーター中川学さん、化鳥のきっかけをくださった泉鏡花記念館 穴倉玉日さん、記念館の秋山館長&スタック皆様、英訳担当のピーター・バナードさん、題字担当の書家 上田普くん(またここに一緒に来よう!)、国書刊行会 礒崎純一さん、株式会社シーフォースさん、株式会社ブックアートさん、アンソロジスト 東雅夫さん、昭和女子大学 吉田昌志先生、アニメ担当 青木香さん、音楽担当 山口智さん、ムサビの先生方、みついさん、東大和五中の皆様、清水章さん、天勇さん、今泉浄治さん、アップタイトさん、Saga正田さん、千代田図書館さん、チーム化鳥、両親、姉、弟、その他多くの関係者の皆様(抜けていたらすみません)や、いつも応援していただいてる方々に改めて感謝いたします。

またミラノへのサポートをしてくれたHana、現地でいろいろと最後までお世話になったGenちゃん、アート情報&ご自宅と版画作品まで見せていただけたyukohさん、メビック扇町 堂野さん、ローマの多木さん、ゼルビさん(次は必ず!)、再会を祝せた廣瀬さん夫妻、Yuri Mirandaさん、Tante Grazie!

そして最後に、気をつけて行ってらっしゃい、と気持ちよくここに来させてくれた奥さん&息子に心から感謝します!ほんまにありがと!今度は家族で来よう(^^♪

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

まずはブログにてご報告、お礼まで。

(今度番外編書きます)

 

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